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April 22,2025
1日でここまで撮れる!制作現場の裏側と発注のコツを紹介

広報動画を制作する際に、「撮影は一日で済ませたい」と考える企業や官公庁の担当者も少なくないと思います。
できるだけ通常業務を圧迫せずに広報活動を行いたいですよね。
こういった事情も考慮して、Creekvitでは様々な施策を行い、限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを提供しています。
最も重要なことは「綿密な段取りと現場での柔軟な対応力」だと考えています。

撮影スケジュールの効率化が成果を左右する

この記事では、実際の撮影現場でのスケジュールをもとに、1日で最大限の成果を出す撮影の進め方を制作会社の視点から紹介します。
初めての発注でも安心して進められるよう、広報担当者に役立つ情報を詰め込みました。

実例紹介:ある企業PR動画の1日スケジュール
案件概要: 地元企業の採用PR動画。社員インタビュー、オフィス風景、作業シーン、外観などを1日で撮影。

【当日のスケジュール】

08:30 現場到着・機材セッティング
09:30 社員インタビュー(執務室)
10:30 オフィス内作業風景(PC作業、打ち合わせ)
11:15 会議シーン撮影(会議室)
12:00 昼休憩・機材調整
13:00 現場作業風景(工場内や作業場など)
14:30 外観撮影(社屋、周辺風景、エントランス)
16:00 撤収・退館

スムーズな撮影のために押さえたい5つのポイント

1. 午前中はインタビュー撮影でウォーミングアップ

午前中は社内の静かな時間帯が多く、社員の表情も自然になりやすいため、インタビューを先に撮ります。
なおインタビューを先に撮ることで、その後の撮影カット(仕事風景や外観)の参考材料になるのでオススメです。
ドキュメンタリー作品などでも用いられる手法です。
完成時にはできるだけインタビューに合わせたカットを差し込むことで、よりクオリティを上げることができます。

2. カットリストをもとにした時短進行

事前に「こんなカットを撮りたい」というイメージを制作側とすり合わせておきます。
カットリストが仕上がれば動画制作の50%くらいが出来上がったと言っても良いかもしれません。
逆にこのカットリストが無い場合、撮影は手探りになるため、時間がかかります。

3. “簡易進行表”を共有して全員でタイムマネジメント

いわゆる「香盤表」と言われるものですが、撮影に関わるメンバーにスケジュールを共有しておくことで、当日の混乱を防ぎ、予定変更にも対応しやすくなります。
簡易進行表に沿って撮影を行えば撮り忘れも防ぐことができます。

4. 天候・トラブルに備えた“予備時間”を確保

外観撮影や屋外ロケには天候のリスクがつきものです。
屋内撮影を柔軟に前倒し・後ろ倒しできるよう、必ずバッファを設けます。

5. 照明・音声が不要なカットから進める柔軟さ

時間がタイトな現場では、セッティングが軽く済むカットを先に撮影することで、現場の流れを止めずに進行が可能になります。


-先にインタビューを収録。内容によってはインタビュアーを入れた対談形式で行う。-

-インタビューが終わったあとは仕事や現場作業の風景を撮影。動画のテーマに沿ったカットを狙う。-

上記写真は撮影現場での一幕ですが、概ね半日から一日でインタビューを盛り込んだPR動画の撮影が可能です。
5つのポイントで紹介した事前の準備、機材の軽量化、スタッフの手際の良さが揃えば驚くほど早く終わります。

よくある撮影現場の失敗とその防止策

撮影対象者のスケジュールが不明確
→事前の社内調整と”誰が何時に必要か”をはっきりさせておきます。
ですが、現実的には通常業務との兼ね合いで、直前まで流動的になる場合が多いです。
この調整はクライアント側で行っていただくのがベストです。

使用できない撮影場所の発生
→撮影可否と社内許可を事前確認しましょう。
特に建設関連の場合、撮影不可の場所も多いため、注意が必要です。
ドローンによる空撮も、現在はルールが厳格化されているため、制作側にしっかりと確認を取る必要があります。

音声が拾えない/騒音が入る
→よくある失敗の一つですが、撮影は目で見える部分だけではなく、音にも配慮をしなければなりません。
特にインタビューの収録場所は事前に騒音などをチェックし、制作側に共有しておくとスムーズです。
室内などの静かな場所でも空調機器等の音には注意をしてください。

おわりに : 発注者の“ちょっとした準備”が成功のカギ

動画制作は、制作会社にすべて任せるものではありません。
発注者側が「何を伝えたいか」「誰に協力してもらうか」を整理することで、当日の撮影がスムーズに進み、仕上がりも良くなります。

Creekvitでは、初めての動画制作にも丁寧に対応し、目的整理・構成案の策定・広報戦略との整合性の検討など、コンサルティングを含めたサポートも提供しています。
「初めての動画制作で不安」「発注内容を整理してから相談したい」などのご要望にも柔軟に対応しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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