
創業当初、エスプラン代表の坂上氏は「どこまで何を整えるべきか」が見えづらい中、Creekvitに立ち上げ全般の相談をしてくれました。
ホームページ、ロゴ、名刺、チラシの一貫提案から、業務効率化のためのGoogle Workspace導入まで。
Creekvitは「会社を始めるにあたって必要なこと」を整理し、信頼感のあるスタートを切るための戦略設計とデジタル支援を一貫して担当させていただきました。
本記事では、WEB・クリエイティブの背景から運用後の変化、そして今後の展望まで、坂上氏との対談を通してご紹介します。
創業期から伴走する、現場密着型のデジタルパートナーとして
株式会社エスプラン 代表取締役 坂上弘明氏
1987年北海道栗山町生まれ。北海道鵡川高校一青森大学経営学科卒業。
幼少期より25歳まで野球一筋。甲子園大会、大学全日本選手権出場。
その後、建材メーカーの営業マンに転身。野球で培った積極性と粘り強さを信条に、営業マンとして最前線でお客様と向き合うことの面白さに気付く。
次第に自身の力でお客様に貢献したいという想いが強くなり、起業を決意。2024年1月に株式会社エスプランを創業する。
お客様と真剣に向き合う日々に生きがいを感じ、オフィスに現場に全力投球。
休日は娘(2人)と愛犬(4匹)と走り回る優しき30代パパ。
聞き手 : 株式会社Creekvit 代表取締役 高梨慎太郎
高梨
改めて本日はありがとうございます。さっそくですが、会社について簡単にご紹介いただけますか?
坂上氏
はい。2024年1月に創業して、建築をメインにした仕事をやっています。…とは言っても、「何屋さん?」って聞かれると正直困るくらい、いろんなことをやらせていただいてます(笑)。
高梨
たしかに御社の施工事例、幅広いですよね。大規模施設のバスターミナルの仕事もされたとか。
坂上氏
そうなんです。個人宅よりは企業向けの施設や商業系の現場が多くて、建築・内装だけじゃなく、外構や金物工事なんかも一通りやってるんですよ。
最近はトラック接車用のドッグシェルターの施工も増えていて、そっち方面からのご相談もよくいただきます。
そういう意味では、「ここまでやってもらえるんだ」って言っていただくことが多くて、設計から施工までまるっと請けられるのが強みかなと思います。
「会社」から「個人」へ。信頼が後押しした独立の決断
高梨
独立のきっかけはどのようなものでしたか?
坂上氏
前職では営業から施工まで幅広く担当していたのですが、お客様と直接やりとりを重ねる中で、「より柔軟に対応できる体制を自分で整えたい」と感じるようになりました。
独立の決断には時間もかかりましたが、取引先や協力会社の皆様の温かい後押しがあったことが、大きな支えになりました。
高梨
独立を考え始めてから実際に動き出すまでには、どのくらいの期間がありましたか?
坂上氏
少しずつ準備を始めてから、実際に形にするまでには1年半ほどかけました。
今振り返ると、周囲の方々の存在があってこそ、こうしてスタートできたのだと改めて感じます。
ホームページは“信頼の土台”。名刺以上の価値
高梨
創業と同時にWEBサイトの制作を依頼いただきましたが、最初から必要性は感じていたんでしょうか?
坂上氏
はい。「ホームページがあるかないか」で、相手の印象が全然違いますよね。何かあれば名前を検索される時代ですから。
だからこそ、“大きな名刺”としてまず必要だなと思いました。
高梨
業界的には、WEBサイトを持たない企業さんもまだ多いと思うんですが…。
坂上氏
そうですね、実際かなり多いと思います。でも、作ってみて本当によかった。
会社の事業内容だけじゃなくて、人柄や空気感が伝わる気がするんです。
ロゴ・名刺・写真。それぞれの“ツール”が伝えるもの
高梨
ロゴや名刺、チラシなども一貫して制作させていただきました。ロゴについてはどうでしたか?
坂上氏
正直、当初はロゴを作るという発想がなかったのですが、ご提案をいただいて「これは必要だな」と実感しました。
今では作業服やヘルメットにもロゴを入れて、少しずつ社名を覚えていただけるようになってきたと感じています。
高梨
チラシやWEBなど、情報発信の整備を進めていく中で、周囲からの反応はいかがでしたか?
坂上氏
ありがたいことに、協力会社さんや近隣の方々から「しっかりした会社がやっているんですね」と声をかけてもらえることが増えました。
創業当初から信頼していただける体制を整えておくことの大切さを、あらためて実感しています。
Google Workspaceで広がった“働きやすさ”
高梨
Google Workspaceを導入されたのも、創業初期のタイミングでしたね。
坂上氏
そうですね。前職でも無料のGoogleドライブを使っていたので便利さは知っていました。
法人化にあたって、ちゃんとした環境を整えたくて相談させてもらいました。
高梨
実際に業務の中で活用されていますか?
坂上氏
めちゃくちゃ助かってます。スマホひとつで外出先から書類も写真も確認できますし、セキュリティ面も安心。
スタッフ全員が完璧に使いこなせているわけではないですが、かなり業務がスムーズになりましたね。
高梨
DXというと大げさに聞こえるかもしれませんが、日々の業務の“ちょっとした不便”を改善するだけで劇的に働きやすさは変わりますよね。
坂上氏
そうなんですよ。「紙の図面をPDFにして共有する」とか、「写真を撮ってすぐスタッフと共有する」とか、そんな小さな変化の積み重ねなんです。
でもそれだけで、仕事のスピードもミスの量も全然違ってきます。
うちも最初は「創業 準備 IT環境」とか「小規模事業者 効率化」とかで検索していたんですけど(笑)、
結局どうしたらいいか分からなかった。
そういう時に、「こういうの全部まとめて提案できますよ」って言ってもらえたのは、ほんと助かりましたね。
社外に「IT担当」がいる、という安心感
高梨
弊社では、現在も継続してIT・デジタル面のご相談をお受けしていますが、こういった外部パートナーの存在ってどうですか?
坂上氏
自社で人を雇って専門的にやるのは難しいですし、社外にひとり“デジタル担当”がいると全然違いますね。
うちのような少人数体制の会社には、むしろ外部の方がフィットします。
実際に、他の会社の人にもよく勧めてるんですけど、まだ紙文化やFAX文化が根強い業界なんで、なかなか伝わらないんですよね(笑)。
「継続」が一番の目標。次は“引き継ぐ”フェーズへ
高梨
最後になりますが、今後の展望についてお聞かせください。
坂上氏
ありがたいことに、少しずつ仲間も増えてきました。
いまの雰囲気がとても良いので、まずはこの状態を長く続けていきたいというのが一番ですね。
ただ、人数が増えてくると、自分一人が前に立つスタイルから、少しずつ周りに任せていく形にシフトしていく必要も感じています。
まだまだ「俺についてこい!」的な空気もありますが(笑)、これからはスタッフが主役になれるようなチームづくりを意識していきたいです。
高梨
なるほど。体制が整ってきた今だからこそ、より一歩先のステージに進んでいくタイミングかもしれませんね。
たとえば今後、現場でのドローン活用や、施工記録を動画で残すといった新しい取り組みにもご一緒できたら嬉しいです。
坂上氏
そうですね!現場の見せ方や伝え方もどんどん進化しているので、いろんな可能性を試していけたらと思います。
今後とも、引き続きよろしくお願いします。
編集後記(高梨より)
対談を通じて感じたのは、「デジタルはあくまで手段」という考えのもと、現場にフィットした形で導入を進めている姿勢でした。
その結果、創業期からスムーズな立ち上げと、信頼感のあるブランド形成を実現されているのが非常に印象的でした。
これからも、現場と経営の両方を支えるパートナーとして、末永くご一緒できればと思います。
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